北信濃神楽採訪

上田市 真田 上原 御屋敷皇大神社

Date

  • 2019年(令和元年)5月19日(日) お屋敷つつじ祭り ☀
  •  11:20 三頭獅子舞
  •  11:35 獅子舞いおわり

Clip

獅子舞い (2023)

Location

御屋敷皇大神社 上田市真田町本原字御屋敷2964 (2019)

Notes


「信州の祭り大百科」(昭和六三年十二月十五日、
長野県民俗の会監修、郷土出版社)から引用

真田の皇大神宮の秋祭り

 お屋敷と呼ばれる真田氏の居館跡に祀られている皇大神宮
は、真田昌幸が上田に移るに当たって居館の荒廃を憂い、伊
勢神宮の分霊を勧請し、神聖の地として保存を図ったものと
伝えられる。その秋の例大祭には上田獅子と関係の深い三頭
獅子が出される。・・
 立烏帽子にちはや鼻高面をつけ、右手に鈴、左手に五色の
大幣を持つ禰宜が先導する。黒い鶏の尾羽根をつけた朱塗り
の獅子頭をかぶり、白地の着物に縞の袴をはき、五色の角団
扇を持った三頭の獅子や・・鉦と撞木を持つ三天王などが、
太鼓や笛に合わせて踊る。・・
 ・・昭和三十二年に出たまましばらく中断していたが昭和
五十年代に入って復活した。獅子が腹部に太鼓をつけないこ
と、諸役の構成が三とその倍数になっていることなど、上田
の常田・房山獅子との類似点が多く、その祖型であろうとも
伝えている。  (文は田口光一氏)