北信濃神楽採訪

長野市(豊野町)大方 伊勢社(大方神社)

Date

  • 2001年(平成13年)4月7日日(土) 春季例大祭 (夜宮) ☀
  •   *** 獅子・囃子 未採訪 ***

Clip

灯籠

Location

伊勢社 長野市豊野町大倉2772-ロ

Notes


「豊野町の民俗と地区誌  豊野町誌3」(平成十年
三月三十一日、豊野町誌刊行委員会  編集・発行)から引用

 町内のムラ祭りに奉納する神楽は獅子神楽であり、神前で
舞う獅子舞は、いずれも獅子頭と後持ち(ヨタン持ち)から
なる二~三人立ちの大(代)神楽獅子舞であり、現在は南郷、
南石、北石、立町、小瀬、浅野、大方、上組(入・小日向・
上堰)、蟻ケ崎、川谷、手小塚、二ツ石の一一カ所でおこなっ
ている。・・
 女獅子は、現在七カ所が舞っている。このうち小瀬が江戸
の丸一系神楽、他は伊勢、熱田系の流れをくんでいる。・・
 明治の初めごろは・・大方の若者は下組盟友に所属し、・・
下組は大方伊勢社へ獅子舞と神楽を奉納していた。・・さら
にのち・・下組は信友会と改称された。・・昭和三十八年に
は大倉信友会が解散、大方組神楽保存会として再出発した。

|豊野町神楽獅子舞一覧表|

奉納神社︙伊勢社  獅子頭︙女獅子
舞の演目︙ヨタン、オンベ、鈴、きりまく、小狂い本狂い、悪魔はらい
楽器︙笛、太鼓、鉦  ホロの柄︙毛波に牡丹の花
神楽腰幕の柄︙違い輪紋  大の字
伝播年代︙天保年間  伝播経路︙不明
現在の伝承団体︙大方組神楽保存会
備考︙神楽に猿のぬいぐるみと毬をつけている。