信濃町 稲付 大嶹社
Date
- 2007年(平成19年)9月22日 秋季例大祭(夜宮) ☀
- 2010年(平成22年)9月22日 秋季例大祭(夜宮) ☂
- 22:30 三番叟
- 22:35 新囃子 獅子舞い
- 22:50 旧囃子 獅子舞い
- 23:10 新囃子 狂い
- 23:20 獅子舞い奉納おわり
- 2014年(平成26年)9月22日 秋季例大祭(夜宮) ☀
- 22:00 宮入
- 22:05 新囃子 獅子舞い
- 22:20 旧囃子 獅子舞い
- 22:40 新囃子 狂い
- 22:50 獅子舞い奉納おわり
Clip
灯籠⁄神楽 (2014)
三番叟 (2010)
新囃子 (2010)
旧囃子 (2010)
新囃子 狂い (2010)
和藤内 (2007)
Location
大嶹社 信濃町大字大井934 (2014)
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Notes
「いづな 第四三号」(平成十七年七月二十五日
長野郷土史研究会支部 飯綱郷土史研究会発行)から引用
近郷の神楽考
・・富士里地区の産土社別に祭礼神楽を一覧表にまとめて
みました。・・その伝承された導入先、伝授した先も判明し
たところも記述してみます。
神社名 大嶹社
氏子集落名 稲附
主祭神 武御名方命
獅子舞 新囃子(導入先 新井村)
旧囃子(導入先 高坂村)
和藤内(導入先 高坂村)・・
獅子狂言
・・富士里地区ではこの獅子狂言と云われる舞は、板橋神
社の「梅川忠兵衛」、大嶹社に伝わる「和藤内」の二件であ
る。・・
稲附の和藤内
太鼓・笛の音が静かに始められる。獅子(旧囃子)が幌一
杯に広げられ、待機状態で静かに舞われている。・・
幌内で唐人(からびと)の台詞が出る。「神社の前を乗り
打ちする曲者(くせもの)暫く待て」同じく幌内で和藤内の
台詞。「イヤー何我がことか」
唐人獅子の前に飛び出て、唐人の台詞。「オオーヤー某(そ
れがし)ヤー某ヤー某」和藤内は幌内で台詞。「知らずば言
うて聞かしょうか 肥前の国松浦ノゴウリシラトワ(平戸)
ガウラ、栖なし 判官の倅 和藤内とは我がことなり」唐人
はこの台詞の間、鼻毛等を抜いて吹き飛ばす。
和藤内 唐傘をさし登場。「この度 君に獅子狩りを仰せ付
けられ 見かけた獅子に候得ば 打ち止め功名果たさん」
(傘を投げつけ)唐人台詞。「フハハー何 この千里ヶ浜の
獅子狩りとは」「エイ」「エイ」「エイ」(和藤内の顎を目
掛け握り拳を突き上げる) 唐人「小癪な」(和藤内の胸
元を掴み振り回す)
和藤内は刀を抜き、唐人は傘を取り、開き身を隠して戦うが
︙︙︙ 和藤内は刀を担ぎ、唐人は傘を担ぎ、二人で「ドッ
コイ」︙︙遂に和解となる。(唐人は退場)
和藤内の獅子狩りが始まる。後方に退いていた獅子に襲い
かかる。和藤内は、刀で獅子に向かい何度も狙いを定め︙
そして、格闘の末、刀で喉を突き刺す。左手で、獅子の首を
抱えて、浜床を踏む。扇子を取り出しパット開いて 和藤内
の台詞「望みの念願仕留めたり」(話者水沢博人氏)
・・太神楽(大神楽 ※獅子舞)は伝統、格式もあり、ま
たこれといった郷土芸能は他になく、唯ひとつの大切な無形
文化財である。更に二地区の獅子狂言は、数少ない無形文化
財であると言える。(文は小林重利氏)