北信濃神楽採訪

小川村 高府 武部八幡宮 (小川八幡宮)

Date

  • 2011年(平成23年)10月15日(土) 秋季例大祭(夜宮)☁|☂
  •  19:30 獅子舞い(会所)※到着順?
  •  20:00 奉納長唄? 上野組 屋台(会所)
  •  20:10 奉納長唄? 夏和 屋台(会所)
  •  20:20 奉納長唄? 中尾 屋台(会所)
  •  20:30 奉納長唄? 高府当所町 屋台(会所)
  •  22:15 宮入
  •  22:50 獅子舞い奉納(お宮)美会?・上野・夏和・花尾・久木・中尾・高府上町 ※一斉
  •  23:00 奉納長唄?(お宮)上野・夏和・中尾・高府当所町 ※一斉
  •  23:20 奉納長唄?おわり

Clip

上野 屋台(引灯籠)

 


夏和 屋台(引灯籠)

 


中尾 屋台(引灯籠)

 


高府当所 屋台(引灯籠)

 


美会? 獅子.神楽

上野 獅子.神楽

花尾 獅子.神楽 (右側, 左は夏和神楽)

 


久木 獅子.神楽 (手前側, 奥は夏和神楽)

 


夏和 獅子.神楽

 


中尾 獅子.神楽

 


高府上町 獅子.神楽

 


Location

武部八幡宮 上水内郡小川村大字高府9700

Notes


「信州の祭り大百科」(昭和六三年十二月十五日、
長野県民俗の会監修、郷土出版社)から引用

高府の夜祭り  上水内小川村

 この祭りは美合、上野、高府、夏和、久木、蕗畑、中尾な
ど十台のお神楽と夏和、中尾、高府、上野から引灯籠(山車)
が出て高府の町はずれの揃場(旧役場)から八幡宮まで練り
歩く、この地方随一の盛況な夜祭りである。・・

 夕食を済ませるとそれぞれの地区から引灯籠が出発する。
お囃子の男衆は大川太鼓、笛、大小鼓、三味線、鉦などの鳴
り物を持って屋台の下に入って囃し、大人や子どもは曳き綱
を持って、拍子木を打つ指揮者の合図に合わせて曳っぱって
いく。灯籠のそばではかじ取りやブレーキ係が運転し、警護
して揃場に集まる。

 そこでは、総代さんにお囃子を披露してから庭花火を合図
に、神楽を先頭に道中囃子を囃したてながら出発していく。
引灯籠は途中止まっては本囃子を演じ、八幡宮に上っていく。
本殿に着くと祭典役員のお祓いがあり、十台の神楽が一斉に
お囃子をはやし、獅子舞となり花火も上がって、やがて引灯
籠が到着して祭りは最高潮となる。・・(文は常盤真重氏)


「長野県の民俗芸能」(平成七年三月三一日、長野県教
育委員会編集、発行)から引用
 |夏和の引燈籠|
 引燈籠は話題の人物を木偶にし、笛・大小太鼓・こつ・お
おかわ・三味線の七人の囃子衆で「寄せ・新囃子・京獅子・
勇・神田・追回し・一つ節」などの道中囃子を、奉納長唄は
「八朔梅・浅毒・高砂・七種」などを奏す。

 |中尾の引燈籠|
 引燈籠には木偶と三味線・おおかわ・大小太鼓・鼓・笛を
奏する七人囃子衆を乗せて練る。道中囃子には「追回し・大
節」など数種類ある。神社では獅子舞のあと長唄「八朔梅
月の霜月」を演じている。

 |高府当所の引燈籠|
 木偶は例年時代物、道中囃子には寄せ・追回し・籠まわし・
新囃子・四丁目・勇・ばんなど。大胴・小胴・こつ・おおか
わ・三味線・笛ではやす。神社では獅子舞のあと引燈籠の囃
子で長唄「越後獅子」を奉納する。

 |高府上野組の引燈籠|
 新装の引燈籠で、高府当所の囃子を受けついだ道中囃子
「勇み・かごまわり・追いまわし・新囃子・旧囃子」をはや
す。楽器は笛・大胴・小胴・おおかわ・こかわ・三味線。神
社奉納には道中囃子を奏している。