北信濃神楽採訪

小布施町 大島 大嶋神社

Date

  • 2009年(平成21年)10月17日 秋季例大祭 (夜宮) ☂
  •  18:45 獅子舞い(途中 刀舞い)
  •  18:55 獅子舞いおわり
  • 2010年(平成22年)10月16日 秋季例大祭 (夜宮) ☀
  •  19:15 宮入
  •  19:25 獅子舞い
  •  19:40 獅子舞いおわり
  • 2012年(平成24年)10月21日 2012小布施六斎市 ☀
  •  9:30 獅子舞い
  •  9:50 獅子舞いおわり

Clip

灯籠⁄神楽 (2010)

獅子舞い  ネトリ・青江(刀舞い)(2010)

獅子舞い  ホロ(鞠) (2010)

 


 


Location

大嶋神社 上高井郡小布施町大字大島1

Notes


「小布施の民俗」(昭和六十年三月二十日
小布施町長発行)から引用

道順と行事  「大島」公会堂に集まり、舞い出しといってそ
こから出て六地蔵(玄照寺の前)のところで「アオイ」を舞っ
た。次にお宮で二番舞い、帰りに秋葉神社で「ゴヘイ舞い」
をやり、再び公会堂で舞い納めをした。この間、区長・氏子
総代の家の前と村境で、囃子方が謡をやる。謡は「猩々(しょ
うじょう)」の一節をやるが、「おいせのや」といっている。
・・この謡は、おめでたい日ということで、大勢集まって祝
うという内容のものである。・・
 玄照寺の前で舞うのは、昭和十年頃、長野から神楽を買っ
たときに、玄照寺が高額の金を寄付したため買えたからだと
いっている。大島の神楽は、近在にないほど掘りの見事なも
のであるといわれている。

神楽囃子  獅子神楽の囃子は、大きく分けて、道中でやるも
のと、獅子舞いのときに囃すのに分けることができる。・・
「カタバヤシ」押羽・羽場・大島でもやる。
「宮おろし」神楽が神社へ到着したとき囃す(大島・・・)
「いさみ」大島では「宮おろし」の前にやるもので、勇まし
い曲だといわれ・・



「大島四百年誌」(平成31年2月1日、大島四百年誌編纂
委員会発行)から引用

祭典と若者連「獅子舞い」
・・大島村の獅子舞いは近世後期に六川村より教わったと伝
えられますが異説もあります。大島村は女獅子といわれ、畳
の半分で舞うところから「半畳舞い」ともいいます。女獅子
は本来刀を持ちませんが、舞う若者が他村の男獅子の「青江」
をみて取り入れたのではと考えられます。・・

祭り獅子と太刀の事
・・「大島神社の獅子舞いに「御幣」と「青江」の二通りが
あり、「御幣」は獅子舞いが文字通り御幣を持って舞うもの
であり、「青江」は太刀を持って剣の獅子舞いをするものを
いう。伴奏は太鼓が一名、笛が一名、三味線が二名であり、
三味線引きの歌詞は「〽目出度え目出度えー若松様よー」
「〽富士のえー白雪やえー朝日に解けるえー」「〽太平楽よー
と舞い納めーえ」の三節であるが、「青江」の場合は三節
目に「〽青江下坂えーすらりと抜いてー」との一節が余計に 入る・・(文は小林国雄氏)」・・