北信濃神楽採訪

小布施町 雁田 雁田水穂神社

Date

  • 2014年(平成26年)4月28日(月) 春季例大祭 (夜宮) ☀
  •  19:40 宮入
  •  19:55 獅子舞い(子供)
  •  20:10 獅子舞い(大人)
  •  20:30 獅子舞いおわり

Clip

灯篭⁄神楽

獅子舞い

Location

鴈田水穂神社 上高井郡小布施町大字雁田字宮下567 (2001.4.28)

Notes


「信州の祭り大百科」(昭和六三年十二月十五日、
長野県民俗の会監修、郷土出版社)から引用

雁田水穂神社春祭り  上高井小布施町

 ・・雁田水穂神社は、大きな欅に囲まれた由緒あるお宮で
ある。ここの春の祭礼に奉納される民俗芸能は、昔からこの
近在では有名であった。祭礼は四月第二日曜日で、秋祭りは
現在やっていないので、春一本に絞っていて盛大である。
 午後八時ごろお練りが・・出る。役灯籠を先頭に、区長・
副区長・当役・・その後へ神楽がついて行く。・・
 このお練りは区長の家へ寄ってからお宮へ向かう。神楽は
道々を「道中囃子」の曲を奏しながら行くが、お宮近くで急
テンポの「いさみ」の曲に変わり、境内へ入って「宮おろし」
を演奏する。
 ・・雁田の獅子は女獅子といっており、鼻黒で舞い方はお
となしい。初めは、ふつう獅子といって、幌舞、御幣舞をや
る。次に「切り幕」といって、球ににじゃれるような真似を
したり、蠅を取るような恰好をしたりする違った舞い方にな
る。続いて「狂い」になるが、このときは、頭を大きく上下
左右に振ったり、歯をガタガタ鳴らしたりする。・・
                     (文は斉藤武雄氏)