北信濃神楽採訪

野沢温泉村 七ケ巻 諏訪社

Date

  • 2011年(平成23年)8月16日 秋季例大祭 (夜宮) ☀
  •  21:20 シメキリ(道中)
  •  21:45 シメキリ(鳥居)
  •  21:55 宮入
  •  22:00 舞
  •  22:15 獅子舞
  •  22:40 獅子と天狗の舞
  •  23:10 竿取り面
  •  23:20 奉納おわり

Clip

シメキリ

獅子舞い(手踊(油単舞))

 


獅子舞い(御幣舞)

 


獅子舞い(鈴舞)

 


獅子舞い(洞舞)

天狗

 


獅子と天狗

竿取り面(サイトリ舞)

Location

諏訪社 下高井郡野沢温泉村大字七ケ巻字町628

Notes


「長野県の民俗芸能」(平成七年三月三一日、長野県教
育委員会編集、発行)から引用

七ケ巻の獅子舞

 獅子頭は雌獅子で、越後から伝承された。雌獅子というこ
とで、女性(赤色)の浴衣を着たり白足袋をはいて舞う。し
たがって舞い方は、近隣のものに比べておとなしい舞い方で
ある。(二人立ち)。


「野沢温泉村の氏神様」(平成二十六年三月二十日
野沢温泉村教育委員会発行)から引用

諏訪社(七ケ巻地区)

 ・・祭り当日、夜九時頃、まず集会所前で子供たちの舞と
ナギナタ舞が行なわれます。終了すると猿田彦命を先頭に天
智天皇、制札灯籠、鈴灯籠、御幣灯籠、傘ぼこ、三十六歌仙
灯籠などが行列を組み、神社へ向かいます。最初に猿田彦命
が参道の入り口に張られたシメを切ります。そして、若者が
担ぐ屋台が神社までの坂道を駆け上がります。続いて獅子の
舞い込みと行列が進み、鳥居のシメが切られ、行列が境内に
到着します。次に拝殿前で再び舞いとナギナタ舞が行なわれ
ます。そして拝殿左側の舞台で獅子舞、獅子と天狗の舞がお
こなわれ、最後に竿取り面が行なわれます。

・シメキリ  赤い天狗面、頭にニワトリの乗った兜をかぶっ
 た白装束に陣羽織の猿田彦命が、刀とタイマツを持って舞
 い、シメを切ります。
・獅子舞  悪魔払いの意味で、手踊と言う油単舞、唄が十六
 番まである御幣舞、そして鈴舞、最後に洞舞が行われます。
 身支度は女形の浴衣で白の足袋、ヨタン持ちはひょっとこ
 面を被ります。・・
・舞  烏帽子を被り、赤い袴に白装束の子供二人が白扇と鈴
 を持って舞います。
・ナギナタ舞  ・・烏帽子を被り、赤の襦袢、白のズボンで、
 手甲、タスキを掛け、かすりの子供用浴衣を腰に巻き、わ
 らじを履き、ナギナタを持って舞います。
・獅子と天狗の舞  獅子と天狗の争いで天狗は舞台の上で口
 上を述べながら舞い、途中獅子との絡み合いの場面があり、
 最後に天狗が勝ちます。天狗は、赤い天狗の面を被り、紺
 と白の縦縞の着物、下に赤の襦袢を着て黒足袋姿で刀を差
 し、扇子を持って舞います。
・竿取り面  花笠におかめの面、もう一人は頬被りにひょっ
 とこ面で竿を持ち滑稽に舞います。