北信濃神楽採訪

「再建二〇〇周年記念  笠原神社で講和と祭り囃子」
『北信ローカル』（二〇一五年六月五日）から引用

　中野市の笠原神社で三一日、同社の再建二〇〇周年記念事
業「講和と祭り囃子のつどい」が行われた。小さな子どもか
ら年配者まで一〇〇人が訪れ、歴史に耳を傾け、青年団が祭
囃子を奉納した。
　笠原東西両区のお宮として親しまれる笠原神社は、村全体
が流された一六七一年の氾濫によって流出。ご神体は難を逃
れ、原野にぽつんと建てられたのが二〇〇年前。その六年後
に拝殿が造られ、三三年がかりで現在の社殿が建てられてい
る。・・

　祭囃子の奉納は、それぞれ十数人の若手でつくる東笠原の
「尚義団」と西笠原の「友誼団」の両祭祀団によって、大勢
の区民が見守る中、行われた。
　再建二〇〇年の節目を盛大に祝おうと、記念事業は両区が
実行委員会を組織して準備を進めてきた。・・鳥居は改修さ
れ、今後は御影石で参道を整備、九月の例祭は花火を打ち上
げるなど盛大に催す計画だ。