北信濃神楽採訪

中野市 金井 伊勢社 秋季例大祭

Date

  • 2005年(平成17年)10月1日(土) (夜宮) ☀
  •  19:30 出発
  •  19:45 揃場(額灯籠前)
  •  20:30 宮入
  •  20:40 太鼓奉納
  •  20:45 太鼓奉納おわり

Clip

灯籠

太鼓

Location

伊勢社 中野市大字金井字神明424

Notes


「金井区史」(平成一八年三月三一日、
金井区史刊行委員会発行)から引用

伊勢社の夜祭り

 伊勢社は、明治期(一八六七~一九一一)から、春祭り・
例祭・新嘗祭をおこなってきた。・・秋の例祭は金井住民あ
げての祭りである。・・
 一〇月三日の前夜祭を、金井の人たちは「夜宮」と呼んで
いる。夕食がすみ、祭り太鼓がなりだすと、各家は、自分の
うちにある田楽燈籠に火をともして、ムラの南と北の端に集
まった。・・南と北の集合場所では、大八車に乗せた大太鼓・
小太鼓が笛のはやしに合わせて、祭祀団によって賑やかに打
ちならされた。
 大燈籠のもとに南と北の行列がおちあうと、ふたたび拍子
木が高らかに鳴らされる。このころになると、ムラの人たち
が黒山のように集まった。その大群衆のなかで、小若衆の代
表による祝儀太鼓が、笛と歌に合わせてにぎやかに打ち鳴ら
される。
 ・・氏子総代の組を先頭にした行列が、笛・太鼓の音とと
もに伊勢社に到着すると、境内でまた祝儀太鼓を打ち鳴らし
た。・・



「中高一‼  金井の大灯籠」『北信ローカル』
(二〇〇七年一〇月五日)から引用

今年も二日間のみのお披露目

 中高地区で一番大きいといわれる中野市金井の大灯籠が、
今年も伊勢社ご祭礼の二九、三〇日に建てられた。一本もク
ギを使わず、区民総出で半日がかりで建てたが、恒例により
翌日には解体され、わずか二日間だけお披露目された。・・

 金井の宮大工、佐藤照国(新八)。文久元年生まれ。大灯
籠の完成は一八八八(明治二一)。費用は一九三円七九銭で、
当時としては相当なものだった。
 戦中戦後の一時期は立てないこともあったが、一九八七年
一〇〇周年を記念して大改修し、現在まで続けられている。