北信濃神楽採訪

北相木村 栃原 神明大神宮

Date

  • 2018年(平成30年)10月28日 秋季例祭 ☀
  •  13:05 獅子舞(かぐら)
  •  13:20 獅子舞(ぎんぎゃく)
  •  13:35 獅子舞(平がかり)
  •  13:50 獅子舞(剣がかり)
  •  14:10 獅子舞おわり

Clip

獅子舞(かぐら)

獅子舞(ぎんぎゃく)

獅子舞(平がかり)

獅子舞(剣がかり)

Location

神明大神宮 南佐久郡北相木村栃原

Notes


「信州の祭り大百科」(昭和六三年十二月十五日、
長野県民俗の会監修、郷土出版社)から引用

栃原の獅子舞  南佐久北相木村

 集落を見おろす小高い山にある神明社の境内にネコ(厚い
筵)を二枚敷いて周囲に杭を打ち、縄を張って囲う。このネ
コの上で舞を奉納する。・・
 昔は七庭を舞ったが、現在は「かぐら」「ぎんにゃく」
「平賀賀利」「剣賀賀利」「毬賀賀利」の五庭を舞う。
 出演者は幣負(烏帽子をかぶり腰に脇差をさす)、獅子三
(男獅子二、女獅子一)で踊る。いずれの舞も幣負が先に立っ
て舞う。「トコトンノトン」「ツクツンノツン」など舞の中
に合の手を入れる。伴奏楽器は笛と太鼓である。剣がかりで
は幣負は剣を抜いて振り、激しい所作で踊るが、そのあと剣
を白紙に包み女獅子に渡すと女獅子はこの宝剣を抱いて踊る。
ときどき幣負は大きく足を出し、ネコの上でおもむろに右へ
右へと回転していく。・・これは秩父地方で行なわれていた
鹿舞が栂峠などを越えて伝わったものであろうということで
ある。・・                    (文は沖浦悦夫氏)