北信濃神楽採訪

「飯山の祭り」（平成二三年三月二五日、飯山市教育委
員会編集、飯山市発行）から引用

大川神社例大祭（大川区）

　悪魔払いは、白装束にひげを書いて太刀を持ち、最初
に舞う。道中行列の際には先頭に立ち、五箇所の注連縄
を切りながら神社に向う。
　薙刀舞は、二人が薙刀を持ち、向かい合いの形による
舞で、小学生が行なう。
　居あい抜きは、衣装は悪魔払いと同様、向かい合いの
二人が気合と同時に抜いてみせる長い刀と遠くへ投げる
鞘が売りである。動と静の舞である。
　獅子舞は、出し、手舞、おんべ舞、刀舞、あばれ獅子
で構成され、二人が途中で交代して舞う。大きなおんべ
と獅子の顔が魅力的である。
　囃子は、太鼓、笛、ちゃんぎりあがり、出し、手舞、
おんべ舞、昼道中、大道中を演奏する。