北信濃神楽採訪

「飯山の祭り」（平成二三年三月二五日、飯山市教育委
員会編集、飯山市発行）から引用

一山神社例大祭（上境区）

　祭礼は午後九時半頃より道中舞が下平集落の上境駅より獅
子を先頭に提灯、笛、太鼓の連で始まり、区の途中まで三十
分ほど練り歩いた後、中外集落の神社下に移動し道中舞を再
開し神社まで行う。・・神社に到着した一行は、神社庭にて
天狗注連切り、獅子拝殿舞を行う。
　天狗（猿田彦）注連切りは、白装束、足袋、袴に赤いちゃ
んちゃんこ、鳥兜で、天狗面を被り剣と松明をもって、神社
前に張られた注連を切って神社へ上がる。獅子舞は御幣と剣
による舞いで、長い拝殿舞の一部のみを演舞する。