北信濃神楽採訪

上田市 別所温泉 別所神社

Date

  • 2011年(平成23年)7月17日(日) 岳の幟 ☀
  •  11:10 あいそめの湯 到着
  •  11:25 ささら踊り
  •  11:35 三頭獅子舞
  •  11:50 獅子舞いおわり ※この後、別所神社へ
  • 2019年(令和元年)7月14日(日) 岳の幟 ☀
  •  12:30 宮入
  •  12:45 ささら踊り
  •  12:55 三頭獅子舞
  •  13:10 獅子舞いおわり

Clip

岳の幟

(2019.7.14)

ささら踊り

(2019.7.14)

獅子舞い

(2019.7.14)

Location

別所神社 上田市別所温泉字内大門2338番地 (2011.7.17)

(2019.7.14)

Notes


「信州の祭り大百科」(昭和六三年十二月十五日、
長野県民俗の会監修、郷土出版社)から引用

 岳の幟

・・室町時代・・日照りに苦しんだ人々が近くの夫神岳に
登り、山頂に祀ってある九頭竜権現に祈ったところ、雨に恵
まれ、そのお礼に幟を供えたのがこの祭りの起源という。

・・夜明け前に大勢の人が青竹と色とりどりの反物を持って
夫神岳に登る。・・日の出とともに権現さまに反物を供えて
神職が祈願する。祈りがすむと下山するが、その途中で青竹
の先に反物を結んで吊るし、華やかな彩りの幟に神霊をより
つかせて山から里に下るのである。出迎えの総代、太鼓、三
つ頭獅子、ささら踊りの子供たちと合流して温泉街をまわる

 街では、青面の雄獅子二頭と赤面の雌獅子一頭が踊り、そ
のあと小学五、六年生の女の子が、揃いの花笠と浴衣、黄色
の手甲をつけた姿で、ささらを持って踊る。その時「ささら
夫は、よくもわるくもおほめやれ、ことしはじめて習い出で
候、習い出で候」と唄いながら踊るのである。
 この獅子とささら踊りは、かつて祇園祭の踊りであったが
昭和十年前後から雨乞い祭りと一緒になった。・・
(文は林邦雄氏)