北信濃神楽採訪

津南町 赤沢 八幡社(赤澤神社)

Date

  • 2019年(令和元年)8月18日 八幡神社祭り ☀
  •  21:05 天狗出発(観音堂)
  •  21:25 宮入
  •  21:30 シメキリ

Clip

灯籠 (2018,2019)

天狗(ミチキリ, シメキリ)(2019)

Location

八幡社 新潟県中魚沼郡津南町大字赤沢3142 (2018)

Notes


「赤沢集落史」(昭和五十九年八月、赤沢集落発行)
から引用

赤沢かぐら

 その昔、松之山湯山から、また旧水沢村の当間から伝えら
れたとも言われているものの記録となる資料がなく定かでな
いが、神に奉納する芸能として始まったものと思われ明治初
期の頃より、青年活動の中で娯楽として盛んに踊られるよう
になった。・・戦時中は公演することが出来ず、ほとんど途
絶えてしまったが、終戦後の昭和二十一年春、娯楽を求めて
の素人演芸が急激に盛んとなり、赤沢においても・・に舞台
を造り、大演芸大会が開かれて久しぶりに「赤沢かぐら」が
公開され多くの人々を楽しませた。
 その後・・高度成長時代のあまりにも忙しい日常生活に追
われる中で忘れ去られようとしていたが、昭和四十一年、時
の集落総代の□□氏が文化面からみた貴重な「赤沢かぐら」
の保存性を集落民に呼びかけ、・・□□氏に師匠をお願いし、
多忙を極める春より毎晩汗を流しての猛練習を重ね、八月十
八日の八幡社祭礼の夜に集落民の協力によって立派な舞台を
二十年振りに造り盛大裡に公演された。・・この「赤沢かぐ
ら」復活は、読売新聞に写真入りで「赤沢青年郷土芸能保存
に立上る」として全国に報道された。
 これを機に「赤沢かぐら保存会」が結成され、十年後の昭
和五十年秋季祭礼に再び杉丸太の舞台がかけられて公演され
たが、爾来要請により敬老会、雪まつり等に出演公開して今
日に至っている。・・