北信濃神楽採訪

長野市(豊野町)浅野 浅野神社

Date

  • 2008年(平成20年)9月23日 秋季例大祭 ☀
  •  19:20 宮入
  •  19:50 獅子舞い(平獅子)
  •  20:05 獅子舞い(毬(まり)の舞)
  •  20:30 獅子舞い(剣呑みの舞)
  •  20:55 獅子舞い奉納終わり

Clip

灯籠⁄神楽

 


獅子舞い(平獅子)

 


獅子舞い(毬(まり)の舞)

 


獅子舞い(剣呑みの舞)

 


Location

浅野神社 長野市豊野町浅野字平120 (2013.9.23)

Notes


「豊野町の民俗と地区誌  豊野町誌3」(平成十年
三月三十一日、豊野町誌刊行委員会  編集・発行)から引用

 浅野神社秋季大祭における神楽と獅子舞の、神前への奉納
は、現在は浅野神社神楽奉納保存会によっておこなわれてい
るが、かつては浅野青年会によっておこなわれ、青年会以前
は浅野朋友連、さらに明治初めごろでは浅野村の若者組によっ
て奉納されていた。・・
 神楽は午後一番に区事務所から出発する。行列は山伏、神
楽、役員、芸人、金棒引だけで高張や先旗、笠鉾等は出さな
い。最近は育成会による子どもみこしも練り歩く。行列は区
事務所を出たあと、区内を一巡し、夕暮れ近くに事務所に戻
り、神楽の前後に各組の献灯、先頭に制札灯ろうを加えて神
社へ上がる。・・
 獅子は男獅子で「平獅子」「毬」「剣呑み」の三舞がある。
道具は獅子頭・御幣・鈴・大刀・短刀・毬・白扇子を用いる。
刀は、昔は真剣を使っていたが、昭和二十年に供出し、現在
は模擬刀である。・・
「平獅子」平獅子はヨタン、オンベ、鈴、矢車(狂い舞)か
らなる。・・
「毬」ヨタン、オンベ、鈴、矢車の後半が本舞となるが、オ
ンベと鈴は・・所作も平獅子と多少異なる。矢車はほとんど
同じである。・・囃子が太鼓と三味線のみの軽快な「毬」に
変わって本舞となる。獅子が舞台中央の毬に近づき、じゃ
れて遊ぶ。途中から「ささら」という、笹竹をかついだおか
めとひょっとこ夫婦が登場し、ひわいな仕草で笑わせたり、
獅子をからかったりする。・・
「剣呑み」ヨタン、刀、鈴、矢車の途中から本舞となる。・・
矢車の前半が終わると、囃子が「岩室」に変わる。獅子は舞
台中央前に抜き身のまま鞘の上に置いた剣(短刀)に近づき、
臭いをかいだり威嚇したり蚤を取ったり何度もためらったり
した末に呑みこむ。・・
 獅子囃子は「門付」「清搔」と「矢車」「毬」「岩室(剣
呑み)」の四曲がある。他地区の囃子と違い、いずれも越後
のおけさ調で、スローテンポであり、しかも獅子歌もいっさ
いない。・・
 「岩室」は、岩室甚句の古い曲である。浅野に残る伝承で
は、江戸時代の享保年間の初めごろ、越後岩室村の商人が伊
勢への商いの途中に、浅野宿へ舞と曲の一切を伝え、中島の
二十三夜さんの踊りは、幕末の元治元年(一八六四)に浅野
が教えたものという。

|豊野町神楽獅子舞一覧表|

奉納神社︙浅野神社  獅子頭︙男獅子
舞の演目︙ヨタン、オンベ、鈴、刀、毬、ひょっとこ、剣の
み、悪魔はらい
楽器︙笛、太鼓、三味線  ホロの柄︙毛波
神楽腰幕の柄︙赤の無地
伝播年代︙江戸時代  伝播経路︙新潟県岩室村
現在の伝承団体︙浅野神社神楽奉納保存会