北信濃神楽採訪

須坂市 米子 米子神社

Date

  • 2013年(平成25年)7月27日 御祭礼 (夜宮) ☀
  •  20:00 宮入
  •  20:35 獅子舞い
  •  20:45 獅子舞い奉納おわり

Clip

灯籠/神楽

 


獅子舞い

Location

米子神社 須坂市大字米子字宮ノ原131

Notes


「米子村誌」(平成元年二月一日発行、
編者  竹前利男氏)から引用

無形文化財  米子神社神楽ばやし

 夏の風物詩「米子神社の神楽ばやし」は何時頃から始まっ
たのか詳かでないが、何れにせよ徳川時代にはじまったよう
である。文政四年(一八二一)・・七月御祭礼の獅子舞の稽
古に当たり、上組と下組の若衆が喧嘩となり・・三年続けて
紛争があったので、当時管轄の中之条陣屋代官が断を下し・・
不和も解決した事実から、当時すでに神楽があったと推察で
きる。起源は高甫村上八町から伝授されたものと里老から言
い伝えられている。上八町は保科村から伝授されたものとい
われている。
 この、はやしを、大別して、一「昇殿」、二「宮かぐら」、
三「勇み」、四「宮下し」、獅子では一「しょっきり」、
二「幌」、三「おん幣」、四「かた拍子」とあり、その他に
「面神楽」がある。
 ・・獅子を舞う時間帯になると「しょっきり」を奏舞する。
獅子が幌を投げると太鼓叩きが「起きたれや」と掛け声を掛
けると、幌による獅子舞いがはじまる。これが終わると、獅
子は御幣(おんべい)と鈴の舞に移る。これが終わると獅子
舞が終る。最後に獅子を神楽に仕舞う間に「かた拍子」が奏
楽される。・・
 過去二百年来の米子の無形文化財の「米子神社神楽はやし」
を末永く保存し、本当の無形にならないよう望むものである。