北信濃神楽採訪

須坂市 仁礼 高仁神社 御祭礼

Date

  • 2008年(平成20年)7月19日(土) (夜宮) ☀
  •  20:10 額灯籠
  •  20:45 獅子シメキリの舞い(一之鳥居)
  •  21:00 シメキリ
  •  21:30 宮入
  •  21:45 上の獅子
  •  22:00 下の獅子
  •  22:20 面神楽
  •  22:40 獅子舞い奉納終わり

Clip

灯籠

神楽

獅子シメキリの舞い

上の獅子

下の獅子

面神楽

Location

高仁神社 須坂市大字仁礼字権現堂269 (2008.7.19)

(2023.10)

Notes


「民俗と芸能」(昭和五十六年六月二十日、
向山雅重・柴崎高陽著、信濃毎日新聞社発行)から引用

高仁神社の夏祭り

 ここの御祭礼は、七月二十日ころの土曜と日曜。その宵祭
りには上は仙仁、下は栃倉から神楽や灯ろうをかかげた行列
が繰り出して、関谷の鳥居前でいっしょになる。鬼と剣とで
ひとおどりして、長い行列を作り、参道を笛・太鼓のリズム
に合わせて静かに神社に進む情景をみていると、祭りの雰囲
気がひしひしと感じられる。行列が境内に着き、神事が終わ
ると、舞台では伝統を誇る獅子舞が遅くまで披露されるので
ある。


「須坂市誌  第二巻  地誌・民俗編」(平成二十六年三月
三十一日、須坂市発行)から引用

仁礼の祇園

 江戸後期の文化・文政年間、草津道の荷物輸送をめぐって、
仁礼宿と沓野等三ヵ村(山ノ内町)が争い江戸表への訴訟と
なった。しかし幕府から内済を申し渡され両者談合和解の結
果、輸送荷物や通行旅人の制限等について仁礼宿側の主張が
認められたと村役人は受け止め、若者連が抜道(草津道)通
行阻止のために応援したこともあり、記念に神楽を若者連に
買い与えたことが七月の祭礼(祇園)の由来という。なお祇
園神楽は一時期中断したが復活し、現在は神楽奉納の会が中
心となって、子どもたちへ奉納神楽継承の取組みがなされて
いる。