北信濃神楽採訪

信州新町 信級 当級神社

Date

  • 2001年(平成13年)5月5日 春季例大祭 ☀
  •  13:50 宮入
  •  14:25 獅子舞い
  •  14:40 獅子舞いおわり
  •  
  • ※この年は鳥居の新築祝いがあったため獅子舞は短縮とのこと

Clip

獅子舞い

上組

外鹿谷組

岩下組

Location

當信神社 長野市信州新町信級字當信平3040 (2001.5.5)

(2024.1)

Notes


「信州の祭り大百科」(昭和六三年十二月十五日、
長野県民俗の会監修、郷土出版社)から引用

信級の中原流太々神楽囃子

 上組と岩下組、外鹿谷組の三地区で奉納する春祭りと秋
祭りの神楽囃子は、「中原流太々神楽囃子」といい昭和五
十九年信州新町無形文化財に指定された。
 江戸に根拠地をもった「丸一神楽団」が江戸時代から明
治期にかけて信濃の東北信に神楽を伝えており、その流れ
を八幡の中原地区でも受けたとされている。明治二十年前
後に中原の神楽囃子が岩下組に伝わったということである。
 獅子舞は、神殿を清める「幌(ほろ)舞」、神の降りを意
味する「御幣(おんべえ)舞」、獅子自身のけがれを払い威
力を示す「狂い舞」、獅子がめざめる「連ぼう」、滑稽な
動作もはいる「岡崎」、両手を前足にして這って舞う、北
信地方では珍しい「玉ころばし」、地面を握ったり掻いた
りする「中勢(ちゅうぜい)」、最後に悪魔払いである「東
西南北はらったしょう」となって、所要時間四十分くらい
で奉納される。    (文は常盤真重氏)