北信濃神楽採訪

野沢温泉村 虫生 虫生神社

Date

  • 2006年(平成18年)8月26日(土) (夜宮) ☀
  •  21:00 長刀舞、舞(伶人舞(扇舞))、獅子舞い (虫生センター)
  •  22:10 シメキリ(虫生センター前)
  •  22:50 宮入
  •  22:50 シメキリ、舞込獅子
  •  23:08 長刀舞
  •  23:15 舞(伶人舞(扇舞))
  •  23:27 獅子舞い
  •  23:47 天狗獅子
  •  00:15 獅子舞い奉納おわり

Clip

灯籠⁄神楽⁄山車

長刀舞

伶人舞(扇舞)

シメキリ

舞込獅子

獅子舞い

天狗獅子

Location

虫生神社 下高井郡野沢温泉村大字虫生堰下839番地 (2009(H21).8.29)

(2018(H30).8.26)

Notes


「長野県の民俗芸能」(平成七年三月三一日、長野県教
育委員会編集、発行)から引用

虫生の舞子

 採り物は鉾(剣)・扇・鈴・オンベを順に持って舞う。舞
子は子どもで男子二人。地区ではこの舞をミヨマイと呼んで
いるが、ミヤマイで神前で舞う舞という意ではなかろうか。


「野沢温泉村の氏神様」(平成二十六年三月二十日
野沢温泉村教育委員会発行)から引用

虫生神社(虫生地区)

 ・・祭り当日、夜九時頃、集会所前庭で子供たちのナギナ
タ舞、舞、続いて舞台で獅子舞、天狗舞がおこなわれます。
そして通りで、猿田彦命によるシメキリが行なわれます。終
了すると猿田彦命を先頭に天智天皇、先はこ、鈴灯籠、御幣
灯籠、三十六歌仙灯籠などが行列を組み神社に向かいます。
神社鳥居前に到着すると先ず猿田彦命が鳥居に張られたシメ
を切り、続いて境内に張られたシメを切ります。この時、子
供のナギナタ舞、舞も行なわれ、獅子の舞い込みも始まりま
す。そして獅子の舞い込みが拝殿に到着すると、神楽殿では、
獅子舞、天狗舞が行なわれます。

・シメキリ  赤い天狗面、頭にニワトリの乗った兜をかぶっ
 た白装束に陣羽織の猿田彦命が、刀とタイマツを持って舞
 い、シメを切ります。
・獅子舞  悪魔払いの意味で、油単舞、御幣舞、洞舞が行わ
 れます。・・ヨタン持ちはひょっとこ面を被り、オンベに
 鈴を持ちます。獅子舞は慶応年間に新潟県板倉町から伝え
 られたと言われています。
・ナギナタ舞  烏帽子を被り、単衣着物に白のズボン、赤タ
 スキを掛け、白足袋にわらじを履き、ナギナタを持って舞
 います。・・
・舞  烏帽子を被り、白装束に緑のビロリ、白足袋に下駄で、
 子供二人が白扇と鈴を持って舞います。
・天狗舞  ・・天狗は舞台の上で口上を述べながら獅子と舞
 います。次に天狗が獅子を手で捕まえたり、刀で切りつけ
 たりすると獅子が天狗に反抗するなどの絡み合いの場面が
 あり、格闘の結果、天狗が獅子の首を取り、高々と差し上
 げて終わります。天狗は、赤い天狗の面を被り、襦袢に赤
 いタスキをし、上に紺の着物、紺の足袋をはいています。