北信濃神楽採訪

「今も続く”寒げいこ”」『北信ローカル』
（二〇〇九年二月一三日）から引用

更科の祭祀団  春祭りに全戸悪魔払い

　・・中野市更科の祭祀団は、あす一四日まで一週間の寒げ
いこを行い、春祭りの全戸悪魔払いに力を入れている。・・
　同祭祀団が演奏する曲は獅子舞に関係するものが三つ、道
中が三つで、長いものは一曲三〇分を要するものもあり、曲
などの流れをマスターするのに一苦労。・・
　参加した一人は「ここで真剣に練習しておかないと四月八
日の春祭りが大変ですし、九月一九日高井舟着神社の奉納獅
子舞も大変なんです。・・伝統芸能を真剣に受け継いでいき
ます」と意欲的に話している。


「ふるさとの祭りー獅子・神楽編ー」（昭和六〇年三月　
中野市中央公民館　編集・発行）から引用

本狂い「更科」

　頭にかぶっていた獅子頭を、はすに手に持ち、後役は前役
の腰におさまり、頭を腰の脇につけて四つ足の形になる。こ
の形で、笛・太鼓や囃子方の文句に合わせて勇壮に舞う。
（解説は斉藤武雄氏）