北信濃神楽採訪

長野市 篠ノ井 塩崎 長谷寺(長谷観音)

Date

  • 2011年(平成23年)8月9日 (火) 三十三献灯祭(さんじょさん) ☀
  •  20:00 獅子舞い(角間)
  •  20:15 獅子舞い(上町)
  •  20:30 川中島陣太鼓
  •  20:50 獅子舞い(四之宮)
  •  21:05 獅子舞い(四之宮)おわり
  •  21:30 寺入(?)
  •  21:35 三十三献灯(山崎)
  •  21:40 獅子舞い(長谷)
  •  21:50 獅子舞い奉納おわり
  •  21:50 三十三献灯おわり
  •  ※ 2011篠ノ井イヤー

Clip

三十三燈籠(山崎)

神楽(長谷)

獅子舞い(長谷)

Location

長谷寺 長野市篠ノ井塩崎字白助878 (2014.8.9)

Notes


「善光寺平のまつりと講」(平成十年五月一日、
郷土を知る会  編集・発行)から引用

三十三献灯

 崇拝対象は長谷観音境内にある雷電権現である。祭祀の順
序は八月九日午前九時、子供達(十五歳以下)によって三十三
(本体)の棒洗いを八幡神社の境内で行う。今迄は川の水で
洗い浄めたが今は紙やすりでふく。午後三時三十六歳以上の
人達が山崎公会堂に集まり本体の組立、色紙、青竹、火縄、
縄などの作成作業をする。出来上がった三十三を公会堂前の
火の見櫓に立てかけ、供物として御神酒、魚、野菜をあげ全
員で「ヤーヤーヤー」の一しめをして若衆へ灯籠を引き継ぐ。
夜亥の刻(午後九時)祭典委員(十五歳から三十五歳までの
人)によって三十三を長谷寺まで持って行き、提灯に火をと
もし献灯する。夜八時すぎ長谷寺の住職が観音堂で護摩を焚
いて祈願をする。長谷集落から獅子舞の奉納がある。三十三
灯籠を点火のまま倒す。この提灯を拾うために人々がこの下
へ殺到する。拍子木の合図によって、本体をまとめて山崎集
落へ引き上げて公会堂で慰労会をする。・・
 三十三灯籠の大きさは、約十一米の心棒に横棒を四本結び
つけ、そこへ三十三の提灯をつける。祭典委員の当夜の服装
は、向鉢巻、腹掛、脚絆、草履といった往時の姿である。祭
りの行列は、露払い二名、祭典長正副二名、先拍子木二名、
火縄二名、本体、後拍子木一名の順である。・・