北信濃神楽採訪

長野市 若穂保科赤野田 赤野田神社

Date

  • 2008年(平成20年)10月4日(土) 秋季例大祭 (夜宮) ☀
  •  19:20 公会堂?出発
  •  19:30 宮入
  •  19:35 獅子舞い
  •  19:55 獅子舞い奉納終わり

Clip

神楽

獅子舞い

Location

赤野田神社 長野市若穂保科字宮前5683

Notes


「宗教法人  赤野田神社誌」(昭和五十三年四月十日、
倉嶋達次氏著、倉嶋袈裟弘氏発行)から引用

 ・・悪魔祓いの信仰が芸能的展開を遂げたのが「太(代)
神楽」であって、これは獅子頭を信仰対象とし地方演劇的要
素を加えて、各地に「太(代)神楽」として分布したもので
ある。赤野田の「太々神楽」もこれにもれず、すでに江戸時
代に実在したものであるが此の地にいつ頃、だれによって、
どのような方法で伝わって受継がれて来たものか・・
 寛政元年には「伊勢参り定」の記録・神楽等を扱う若衆の
組織改祭礼定の記もあり、一方近在の村々に行き(牧内・桑
根・関屋・真田町・八丁・牟礼・柳原)太々神楽を教えたと
云う伝えと曲芸を伝授された確証もある。・・

獅子舞い  獅子頭に唐草模様の布で幕を造り、前立、後立と
幕の中に入り・・左手に幣束、右手に鈴を、あるいは両手に
剣を持って演じる。・・

 囃もその場所によって、ことなる。・・
道中ばやし  道をねり歩くとき。
昇殿ばやし  道をねり歩くとき(道中ばやしよりはげしい)
勇みばやし  鳥居をくぐって社前に着くまで。
庭おろしばやし  社前に着いて神楽をおろすとき。
かたしやぎりばやし  獅子が舞いの準備をしている時。

組織体  この太々神楽は、江戸時代から「若衆」によって維
持されて来たが、明治の中期頃に「郷友社」と改名された。
これが昭和三十九年以後「赤野田神社太々神楽保存会」と改
称され現在に至るものである。・・


「長野県の民俗芸能」(平成七年三月三一日、長野県教
育委員会編集、発行)から引用

赤野田神社太々神楽

 獅子舞(本舞)に入るまでは、笛・太鼓等による囃で道中
~イサミ~庭おろしと観衆を集める。本舞の「平舞」は、鈴
舞・御幣舞である。立回りはないが、剣の舞が入り、狂い(
ノミトリ)をじっくり見せる。