北信濃神楽採訪

須坂市 日滝本郷町 建御名方神社

Date

  • 2004年(平成16年)10月2日(土) 秋季例大祭 (夜宮) ☀
  •  20:00 宮入
  •  20:10 高橋町 お神輿
  •  20:35 大谷町 獅子舞い
  •  21:00 本郷町 獅子舞い
  •  21:20 本郷町 獅子舞いおわり ※演芸つづく
  • 2012年(平成22年)10月6日(土) 秋季例大祭 (夜宮) ☂
  •  20:30 大谷町 地狂言「神主おかめ」
  •  20:50 本郷町 面神楽「大神楽」
  •  21:15 本郷町 地狂言「おかめ神主」
  •  21:35 大谷町 地狂言「餅つき」
  •  21:55 高橋町 八木節
  •  22:05 奉納おわり

Clip

灯籠

大谷町 神楽

 


本郷町 神楽

 


大谷町 獅子舞い

 


本郷町 獅子舞い

 


大谷町 地狂言「神主おかめ」

 


本郷町 面神楽「大神楽」

 


本郷町 地狂言「おかめ神主」

 


大谷町 地狂言「餅つき」

 


高橋町 「八木節」

 


Location

建御名方神社 須坂市大字日滝字宮原901 (2011.10.2)

Notes


「長野県の民俗芸能」(平成七年三月三一日、長野県教
育委員会編集、発行)から引用

本郷の獅子舞
 囃子は笛一名、太鼓(大太鼓・小太鼓)一名・鐘一名、舞
手は主役一名、後持一名で行う。太鼓手の『起きたり』の掛
声で始まる。一くさりから三くさりまで舞う。次いでホロを
巻き、後持が持つ。御幣と鈴で舞い更にホロを戻して満足そ
うに終わる。

本郷の大神楽
 通常の獅子舞と同じく、一から三くさりまで舞う。火男の
面をつけた演者が獅子を屈服させるために、様々の妙技をこ
らす。獅子は火男が得意になって油断をする隙をみて、ホロ
全体によって呑み込み、「悪魔を払って目出度いなー」で終
わる。

本郷のおかめさん
 この芸は神主とおかめの道化漫才というべきものである。
素朴な性問題を風刺したような喜劇もあり、その掛合の言葉
は他の地区のものと非常に似通ったものである。戦中から戦
後しばらく中止されていたが、現在復活す。

大谷町の獅子舞
 獅子舞は「場踏み」から始まる。次いでしっちょい(ホロ
を背負うこと)となり、小飛び、大飛び、足搔、太鼓取の順
に所作を演じ、次に道化芸となり最後に悪魔払いをして終り
となる。



「須坂市誌  第二巻  地誌・民俗編」(平成二十六年三月
三十一日、須坂市発行)から引用

掛け合い漫才『餅つき』(須坂市日滝大谷町)

 主役は餅つき役で向こう鉢巻をし、長太鼓を台とし、平太
鼓を臼にしてその上に乗せ、これを中心にして主役・相手役・
ツレ役の三人で廻りながら、掛け合い万歳をして餅をつく動
作をする。つき終わったとする時点で、実際についてある本
物の餅を観客に投げて祝う。この餅つき演芸は、文明年間(
一四六九~八七)に千曲市の雨宮から習い伝えられたという。