北信濃神楽採訪

木島平村 南鴨 豊足穂神社/大塚

Date

  • 2024年(令和6年)7月28日 柱松子 ☀
  •  15:15 宮入(大塚山)
  •  15:30 柱松子
  •  15:50 柱松子おわり
  • 2024年(令和6年)9月7日 秋季例大祭 (夜宮) ☀
  •  19:05 シメキリ(生活改善センター)
  •  19:25 道中出発
  •  19:30 シメキリ(鳥居)
  •  21:50 宮入
  •  20:00 獅子舞
  •  21:00 獅子舞おわり

Clip

柱松子

 


燈籠

 


 


シメキリ(センター)

(鳥居)

 


 


獅子舞

 


 


Location

豊足穂神社 木島平村大字往郷字立石1016 (2020)

大塚山 木島平村大字住郷9230 (2024)

Notes


「木島平村誌(補追版I)」(木島平村役場)
(平成十七年三月発行)から引用

民俗編  大塚山夏祭り(柱松子)

 この行事は、火祭の祭事の一種であり、その要素の内容は
修験者の験競べの系統に属するといってよいものである。
・・祭日は以前は7月28日であったが、最近はこの期日に近
い日曜日にしている。そして、長い歴史の間には、祭礼を火
事によって中止したこともあり、また昭和35年には風紀上と
いうことで中止勧告が学校からあってしばらくの間中断した
こともあった。平成5年区民の熱意により復活し現在に至っ
ている。
 行事の内容は・・公会堂に区の役員と小学生男女全員が集
合し、役割によってそれぞれの衣装を身に着けて、午後2時
頃神主を先頭に小学生児童を中心に区の役員と共にお練りで
大塚山の祭場に向かう。祭場では2本の柱松子を中心に着火
の験競べをする。大塚山の祭場の祭神は大日如来で、以前は
この周辺の修験者の道場であった。その後この祭場が区に移
譲されて現在のようになっている。・・


「奥信濃飯山発  火祭り  火祭り文化考」
(監修・笹本正治、編集・いいやま博物館友の会)
(平成十四年五月二十五日発行)から引用

木島平村南鴨の柱松子

 南鴨の柱松子は、この集落が誕生した慶安四年(一六五二)
ごろから行われていたと伝承されています。・・
 南鴨の柱松子は、大塚山にある大日如来(通称火の神)を
中心に、天下泰平・五穀豊穣を祈願して区民総参加」で行う
祭りです。・・五十人の小学生の中で十三人の役割が決めら
れており、松子役の二人は一年生、門番役の二人は二年生、
大うちわ役の二人は三年生、オアキ役は四年生、火打ち役は
五年生、六年生は天狗役一人、おかめ役一人、棒付き親方役
一人となっています。
 五穀豊穣・天下泰平の二本の柱を立て、二組に分かれた子
供たちが、柱松に瑪瑙メノウの火打ち石で点火しあい、尾花
に火のついた柱松を先に倒すことによって、その年の吉凶を
占うのです。
(文は飯山市立第一中学校(発行時)  宮下健司氏)