北信濃神楽採訪

群馬県 甘楽町 秋畑那須 稲含神社

Date

  • 2018年(平成30年)11月3日 甘楽町産業文化祭 ☀
  •  12:15 獅子舞
  •  12:35 獅子舞おわり

Clip

獅子舞

Location

稲含神社 群馬県甘楽郡甘楽町秋畑6016

Notes


「群馬の獅子舞」(昭和五八年十月、
群馬県獅子舞保存会発行)から引用

那須獅子舞(甘楽町重要無形民俗文化財)

 那須の獅子舞は頭が二組ある。それぞれ雄獅子二頭、雌獅
子一頭の合せて三頭である。一組は普通の漆塗りの獅子頭で
他の一組は猪頭で一名重箱獅子ともいう。鼻の形がすこぶる
大きく独特のグロテスクな面貌をなし、古くから我国に伝来
した、いわゆる唐獅子の形状を色濃く示している。この猪頭
には漆を塗らず、毎年十月の稲含神社例祭に金紙、銀紙を新
しく貼り替える慣わしである。
 那須の獅子舞の演舞の形は稲荷流(下り葉流)と称し、
稲含神社に奉納し五穀豊穣、家内安全、悪魔退散等を祈祷し
時には雨乞いの祈りにも出された。囃し方として笛吹きが普
通二五名一組をなし、一名の頭笛のリードで吹奏し、獅子は
腰に結びつけた鼓をその笛に合せて撥で打ちながら舞い、舞
の始めと終わりには別に若者が大太鼓を勇しく打ち鳴らして
合奏し、豪快な古典的リズムをかもし出すのである。・・